GA4を理解して使い倒すために抑えておいた方がいい「スコープ」について、解説します。
スコープとは?
GA4の「スコープ」は、データをどの範囲で集めて整理するかを決める方法です。
例えば、一人のユーザー全体の行動を追跡するのか、それとも特定の行動だけを見るのかなど、スコープによって分析の焦点が変わります。
スコープを使うことで、より柔軟にデータを整理し、サイトやアプリの改善に役立てることができます。
スコープの種類
ユーザースコープ
ユーザースコープは、ユーザー全体の行動を追跡するための範囲です。
同じユーザーが複数回訪問したときでも、そのユーザーの全体的な行動パターンや傾向を理解することができます。
代表的なユーザースコープのディメンション:ユーザーの最初の参照元 / メディア、年齢、国、インタレスト カテゴリなど。
※一部データは広告識別子の収集が必要です。
セッションスコープ
セッションスコープは、一回の訪問中にユーザーが行ったすべての行動を追跡する範囲です。
ユーザーが一度の訪問中に何をしたか、どのページをどれくらいの時間見ていたかなどを理解することができます。
セッションは一定時間の間で区切られるため、訪問ごとの行動を分析できます。
代表的なセッションスコープのディメンション:セッションの参照元 / メディア、セッションIDなど。
イベントスコープ
イベントスコープは、特定のユーザーの行動やアクションを追跡する範囲です。
このスコープは、ユーザーがどのようなアクションを取ったかに焦点を当てるため、各アクションを細かく追跡して分析することができます。
ユーザーの行動の詳細を理解するのに適しています。
代表的なイベントスコープのディメンション:イベント名、イベントに紐づくパラメータ(例えばページタイトルやロケーションなど)
アイテムスコープ
アイテムスコープは、特定の商品やアイテムに関連するデータを追跡する範囲です。
こちらは主にeコマースサイト用のスコープになります。
このスコープは、商品ごとの人気度や購入の傾向を分析するのに役立ち、特定の商品がどのようにユーザーに関心を持たれ、どれだけ売れているかを把握することができます。
代表的なアイテムスコープのディメンション:アイテム名、アイテムのカテゴリ、アイテムのブランドなど。
スコープの判定方法
ディメンションが、どのスコープかを判定するには、大まかに言うと下記のように判定することができます。
- イベントスコープのディメンション:イベントパラメータとして収集されたデータ
- ユーザースコープのディメンション:ユーザープロパティとして収集されたデータ
- アイテムスコープのディメンション:eコマースサイトで、アイテムパラメータとして収集されたデータ
ディメンションが、イベントに紐づくデータなのか、ユーザーに紐づくデータなのか、というように、何に関連するデータかを意識することで、どのディメンションがどのスコープか判定ができるようになります。
まとめ
スコープは最初はあまり意識することはないかもしれませんが、スコープについて理解することでデータをより正確に分析し、ユーザーの行動や傾向を深く把握でき、また商品に関するデータも詳細に追跡できるため、マーケティングやユーザー体験の最適化に役立てることができるようになります。
ウェブサイト、アプリをより良いものにするための分析に役立ててもらえればと思います。
参考ヘルプ
・[GA4] 事前定義されたユーザー ディメンション
・[GA4] トラフィック ソースのディメンションのスコープ



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