イベントとは
GA4におけるイベントとは、ウェブサイトやアプリ上でユーザーが行う操作やアクションを追跡する仕組みです。
例としては、ページ閲覧やボタンのクリックが含まれます。
ユーザーがページを閲覧するとpage_viewイベント、ボタンをクリックするとclickイベントが計測されます。
イベントは「イベントパラメータ」というパラメータと一緒にサーバーへ送信されます。
たとえば、「click」イベントは、ユーザーがボタンやリンクをクリックすると自動的に計測されますが、「click」イベントと一緒に送信される「イベントパラメータ」の情報により、ユーザーが何をクリックしたかを分析できます。
「イベントパラメータ」は、レポート上でディメンション、指標として確認が可能です。
自動イベント
ウェブサイトまたはアプリでGoogle アナリティクスを設定した場合にデフォルトで収集されるイベントです。
自動イベントの中には、「拡張計測機能」が有効になっている場合のみ計測されるイベントも存在します。
下記で主な自動イベントについて紹介します。
| イベント名 | 計測タイミング | 主なパラメータ |
| session_start | ユーザーがアプリまたはウェブサイトを利用したとき | セッションID（ga_session_id）、セッション番号（ga_session_number） |
| page_view | ページが読み込まれるとき | ページのURL（page_location）、前のページの URL（page_referrer） |
| first_visit | ユーザーが初めて訪問したとき | |
| click | ユーザーが現在のドメインから移動するリンクをクリックしたとき | クリックしたリンクのURL（link_url） |
| scroll | ユーザーがページの最下部までスクロールしたとき | エンゲージメント時間（engagement_time_msec） |
推奨イベント
自動イベントとは異なり自動では計測されませんが、Googleがレポート分析のために計測をおススメしているイベントです。
イベントを送信するタイミング、イベント名、設定すべきイベントパラメータの種類など事前に定義されているので、自分のビジネスに必要なものを定義に基づいて実装する必要があります。
下記によく使われる推奨イベントを紹介します。
| イベント名 | 計測タイミング |
| login | ユーザーがログインしたとき |
| purchase | ユーザーが購入手続きを完了したとき |
| sign_up | ユーザーがウェブサイトまたはアプリでアカウントを登録したとき |
| share | ユーザーがウェブサイトまたはアプリのコンテンツを共有したとき |
カスタムイベント
自動イベントとは異なり自動では計測されず、また推奨イベントに定義がない場合に、独自でイベント名やイベントパラメータを定義・設定し計測するイベントです。
こちらはサイトやビジネスに沿った設計が必要となるので、上級者向けの設定になるかと思います。
まとめ
今回はイベントについて解説しました。
たくさん種類があるのですが、基本はユーザーがサイト内で行った行動に基づいて計測されるもの、と覚えてもらえればOKです！
自分のサイトでユーザーがどういう行動をしているかを考えると、どういうイベントを計測すべきかも見えてくるかと思います。
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